最終更新: botswanaseretsekhama 2024年04月24日(水) 18:51:27履歴
ボツワナ共和国 Republic of Botswana Lefatshe la Botswana | |
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国の標語 | Pula!(雨!) |
公用語 | ツワナ語、英語 |
首都 | ハボローネ |
最大の都市 | ルステンブルク |
政治形態 | 民主共和制 |
陣営 | 未加盟 |
大統領 | セレツェ・カーマ |
人口 | 650万人 |
人口密度 | 0.86人/㎢ |
面積 | 75万㎢ |
GDP | 420億ドル |
建国 | 1966年9月30日 |
時間帯 | UTC+2 |
ボツワナ共和国(ボツワナきょうわこく、英: Republic of Botswana)、通称ボツワナは、南部アフリカに位置する共和制国家。内陸国である。首都はハボローネ。
国民の79%がツワナ系民族で、公用語は英語とツワナ語である。面積は75万㎢。一院制の国民議会が設置される共和制国家で、1966年の独立以来複数政党制を維持している。
国民の79%がツワナ系民族で、公用語は英語とツワナ語である。面積は75万㎢。一院制の国民議会が設置される共和制国家で、1966年の独立以来複数政党制を維持している。
国家元首である大統領は、同時に行政府の長も兼ねる。議院内閣制をとっており、大統領は国会により選出され、任期は5年。3選は禁止されている。副大統領および閣僚は大統領により任命される。首相職はない。
議会制民主主義が施行されており、立法府は一院制の国民議会である。125議席あり、110議席が国民の直接選挙、10議席が与党、5議席は大統領と司法長官により任命され、任期は5年である。なお、国民議会の諮問機関として、15議席の首長会議が設置されている。任期の定められていないツワナ族の伝統的な首長たち8名のほか、副首長などが5年任期で7名任命される。首長会議にはあくまで諮問機関としての権限しかなく、立法権は国民議会に存在する。
1966年の独立以降、ボツワナの政権は、初代大統領セレツェ・カーマが創党した中道右派政党である『ボツワナ民主党(BDP)』が保持し続けた。BDP政権は、ダイヤモンドによる利益を元手に、高い経済成長率を実現した他、初等教育やインフラストラクチャーの整備や、汚職防止策に注力し、国民の支持を固めていった。1980年にカーマが死去した後もその路線は受け継がれ、エイズという災厄はあったものの、他に有力な政党が生まれなかったこともあいまって、依然としてBDPは与党として君臨している。
しかし、特に2020年代から顕在化したBDP内部の政争や、長期政権への不満から、BDPの支持は次第に落ちていった。代わりに、2012年に野党が結成した中道左派連合である『民主改革のアンブレラ(UDC)』が支持を伸ばし、2019年総選挙の後から17回行われた国民議会の補欠選挙で、UDCが13勝するなど、史上初の政権交代に近づきつつあった。しかし、UDCも又連合内部での政党間の争いや、それによる政党の離脱に苦しめられ、2024年総選挙ではボツワナ民主党に過半数を許す結果となった。
しかし、特に2020年代から顕在化したBDP内部の政争や、長期政権への不満から、BDPの支持は次第に落ちていった。代わりに、2012年に野党が結成した中道左派連合である『民主改革のアンブレラ(UDC)』が支持を伸ばし、2019年総選挙の後から17回行われた国民議会の補欠選挙で、UDCが13勝するなど、史上初の政権交代に近づきつつあった。しかし、UDCも又連合内部での政党間の争いや、それによる政党の離脱に苦しめられ、2024年総選挙ではボツワナ民主党に過半数を許す結果となった。
ボツワナ国防軍は陸軍と空軍によって構成されており、他に準軍事組織として警察の機動隊が存在する。徴募制度は志願制。内陸国の為海軍は保有しておらず、河川、湖沼を哨戒する軍事的組織も保有していない。3つの組織を合わせた総兵力は50,500人。
ボツワナの通貨単位は「プラ」(pula)。国際通貨コード (ISO 4217))は「BWP」。補助通貨単位は「テベ」(thebe) で、1プラ=100テベ。プラとテベはそれぞれ、「P」と「t」に略される。
2024年時点で、ボツワナのインフレ率は3.9%と比較的安定している上、経済成長率は4.11%と高い経済成長率を保ち続けているものの、失業率は年々悪化し、同年には23.58%に達した。
政府は、高い国民の教育レベルやインフラストラクチャーの整備をバックに、産業の多角化や外資の積極導入を行い、これを克服しようとしている。実際に、外資の積極導入を推進するために為替の自由化を導入したほか、外国企業に対する優遇税制の導入や、低い法人税率の導入、法規制の緩和によるタックスヘイブン化を実現し、さらに汚職防止策の導入や政府による職業訓練の導入などを進めた。
国内開発の起爆剤とする為に、2024年に政府は万国博覧会の開催を決定し、それに合わせてセレツェ・カーマ国際空港の拡張や、ハボローネの再開発を推し進めた。
農業では、自給農業と牛や羊の畜産が中心で、牛肉の輸出の割合が大きいものの、野菜や主食となる穀物は外国からの輸入が多い。
食品加工などの軽工業は発展しているものの、現在のところ重工業やハイテク産業はほとんど未発達であり、諸外国からの誘致を進めている。
ダイヤモンド鉱床が1967年に発見されたのに続き、1970年代に多数の鉱床が相次いで発見されたため、ダイヤモンドの採鉱事業は、ボツワナ経済の中心となっている。ダイヤモンドだけで、GDPの3分の1を超え、輸出総額の75%から90%、国の歳入の約半分を占める。その他の鉱物資源としては、銅やニッケルなどがあり、これらの輸出によって外貨を得ている。
政府は、高い国民の教育レベルやインフラストラクチャーの整備をバックに、産業の多角化や外資の積極導入を行い、これを克服しようとしている。実際に、外資の積極導入を推進するために為替の自由化を導入したほか、外国企業に対する優遇税制の導入や、低い法人税率の導入、法規制の緩和によるタックスヘイブン化を実現し、さらに汚職防止策の導入や政府による職業訓練の導入などを進めた。
国内開発の起爆剤とする為に、2024年に政府は万国博覧会の開催を決定し、それに合わせてセレツェ・カーマ国際空港の拡張や、ハボローネの再開発を推し進めた。
農業では、自給農業と牛や羊の畜産が中心で、牛肉の輸出の割合が大きいものの、野菜や主食となる穀物は外国からの輸入が多い。
食品加工などの軽工業は発展しているものの、現在のところ重工業やハイテク産業はほとんど未発達であり、諸外国からの誘致を進めている。
ダイヤモンド鉱床が1967年に発見されたのに続き、1970年代に多数の鉱床が相次いで発見されたため、ダイヤモンドの採鉱事業は、ボツワナ経済の中心となっている。ダイヤモンドだけで、GDPの3分の1を超え、輸出総額の75%から90%、国の歳入の約半分を占める。その他の鉱物資源としては、銅やニッケルなどがあり、これらの輸出によって外貨を得ている。
オカバンゴ湿地帯やチョベ国立公園、カラハリ砂漠やモレミ野生動物保護区等、自然に富んだ観光資源や、サンシティといったリゾート地が存在する上に、近隣諸国に比べ治安が良く政情も安定していることや、政府が観光に力を入れている事から観光客が堅実に増加しており、政府主導で国内のホテルの整備を進めるなど更なる観光客の誘致を行っている。
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